COLUMN

2020.01.20

息子も娘も英語嫌いに…  ー英文科出身の母と娘のTAGAKI奮闘記 その1ー  (全6回)

1 息子の英語教育に失敗した

私は英文科の出身。これまでに特許の明細書や育児書の翻訳をした経験もあるのですが、「子どもたちも英語好きにしてあげたい」という熱意が空回りし、その結果、子どもたちがむしろ英語嫌いになってしまったのです。

私には二人の子供(大学生の息子と高校生の娘)がいるのですが、良かれと思ってしてきたことが、子どもたちにとっては、全くの迷惑行為となっていたようでした。

 

私が「松香フォニックス研究所(現:(株)mpi松香フォニックス)の名前を初めて知ったのは、今から17年ほど前。息子が小学校に入った頃でした。「子どもが英語好きになった」という評判を聞きつけ、門を叩いた子ども向けの英語教室で、その教材が使われていたのです。

 

私が息子を通わせた英語の先生のご自宅で開かれていたその教室は、ご主人様がイギリス人だったこともあり、東洋と西洋がミックスされた素敵なインテリア。アットホームな雰囲気の中、教え上手な先生によって、創意工夫に富んだ教材の魅力が存分に発揮されていました。「このまま通っているだけで、耳と口が自然に英語に慣れ、楽しみながら英語が身につきそう。。」と、子どもが英語を学ぶのに何とも理想的に思えたその教室は、息子のみならず、私の心も惹きつけ、毎週息子を連れて行くのが楽しみでした。

しかし、我が家の場合、その後、息子が私立中学受験をすることになり、受験科目に専念する必要に迫られたことから、途中でその教室を辞めてしまったのです。これからフォニックスを習うというタイミングで、先生に最後のご挨拶をした日には、英語学習の面でも、子ども時代の心豊かな思い出づくりの面でも、「ここで辞めていいのだろうか?」と後ろ髪をグイグイと引かれる思いでした。。

 

息子は私立中学に進んだ後、再び英語に向き合うことになるのですが、私立中学は進みが早く、息子はあっという間に消化不良となってしまった模様です。息子は細かい暗記が性に合わないようであり、その点でも、英語の学習が億劫になってしまったようでした。

 

しかし、将来、文系・理系のどの学部に進むことになっても、入試において概ね英語の配点は大きく、ここで本格的に英語が苦手になってしまうと、大損状態になってしまいます。そのため、私は折にふれ、地道に英語を学習するよう息子に力説(懇願?)していたのですが、本人がやる気にならないことには効果が薄く。。その後、ついに息子が真剣に英語に取り組むようになったのは、中高6年間を終え、浪人生活に突入してからでした。

つづく

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