第10回
今日はトピック8 Cool Japan に入ります。
冷たい日本はかっこいい?
Sample sentence 写真
母、まずはタイトルを見て一言。
「”cool”って冷たいってことじゃないよね。日本が冷たいっていうのはへんだもんね」
そうですね。この場合日本が冷たいっていう意味じゃない。
母に自分で調べてもらいたかったけど、グーグル翻訳に慣れていないので
「かっこいい、とかいう意味だよね」
と一言いうと、「ほお、冷たいのがかっこいいと同じとはねえ・・・」
「クールな2枚目とか言ったりするけどねえ」
Cool Japanというトピックの下に、日本のほこりと書いてあったのを見て、
「ほこりか。なんだか掃除してないみたいでいやだな」
「漢字で誇りって書いてあればいいのに。」とぶつぶつ。
さて、Cool Japan words and phrases の12の選択肢から,
母が選んで 🄱自分が心配していること の項に作った文章が、私の目に止まりました。
I’m worried about the polite people.
・・・なぜこの文章を作ったのでしょうか。
混雑した電車のことでも、安全のことでもなく、worried about the polite people とは・・?
話を聞いてみると、polite という語が気になったのだそうです。
「外国人が日本人は丁寧だ、っていうときは、単に丁寧だという意味じゃなくて、どっちかというと日本人はもったいぶってるとか、丁寧にしすぎてるとかいう感じを持ってるような気がする。例えば外国人同士ならhi, と手を挙げてあいさつは終わりだけど、日本人同士だとお互い何度もお辞儀したりしている。日本人がpolite という表現されるときは、日本人はぺこぺこ何度もお辞儀したりしておかしいじゃないか、という印象の方が強いんじゃないかと思って。」
「そういう、丁寧な、という意味よりもおかしな振る舞いだ、と揶揄されることが今まで多かったから。」というのです。
なるほど、そんな思いが隠されていたとは。
日本が外国人に人気の旅行先となり、日本文化に興味を持つ外国人が増えてきても、母が危惧するように日本人を多少馬鹿にするような風潮はまだどこかに見え隠れしているのかもしれません。
戦中戦後を生きてきた母なので、なおさらこういう文章が出てきたんだな。
では、また!
編集後記:ちょっと間が空いてしまってすみません。また毎週アップしますので、どうぞお楽しみに!