名誉会長/著者 松香洋子
TAGAKIが8冊に!
シリーズ1
TAGAKI ⑩/⑳/㉚/㊵/㊿
はじめの5冊は基礎コースであり、たった10語前後の短い英文から始めて、最後には50語前後のまとまった英文を書いていきます。「考える→書く→伝える」をそれぞれのテキストで 30 回繰り返し、全部で150のトピックに触れます。また、間違いのない英文が書けるように配慮してあるので、指導者の添削が必要ないのも大きな特徴です。学習者は自分が話す英文が正しいと分かっているので、自信をもって「伝える」という活動に取り組めます。このシリーズ1は教材ではありますが、ライティング力を身につけるための学習システムでもあります。
シリーズ2
TAGAKI Advanced 1/2/3
TAGAKI(多書き)の基本的なコンセプト、「考えて→書く→伝える」は変わることがありません。この3冊は発展コースであり、シリーズ2で学んだスキルを生かして、学習者は、さらに深く自分をみつめ、広く世界を知り、自分の意見を構築し、他者に伝える力をつけていきます。
シリーズ2
3つの目標
- 世界中の人が日常的に考える普遍的なトピックについて、3つの理由をつけて、ユーモアを大切にしながら、書ける、伝えらえる。
- 検索という手段を駆使して、世界のことを広く深く知り、世界は素晴らしい場所であることを再確認する。
- 人類の課題であるSDGsについて、英語で学び、英語で考えを述べ、アクションプランを考えることができるようになる。
3つの特色
1 世界中で使えるように全編英語
2 伝わる英文ライティング構成
3 自己表現に役立つ見本文とuseful expressions
TAGAKI Advanced 1
Three Reasons
どんな内容についても3つの理由をつけて、楽しいエッセイを書こう
このテキストでは、「AかBかの選択」について「考えて」→「書いて」→「伝え」ます。人生にはいろいろな選択があります。大きなものから小さなものまであります。世界中の人々は日々の生活の中で、毎日のようにいろいろな選択をしています。あなたはこのテキストにある30のトピックについてどのような選択をしますか? それはどうしてですか? 自分の心の中を覗いてみましょう。その時に漠然と考えるのではなく、いつも3つの理由をつけて考える習慣をつければ表現力を磨けます。英語で考えて、書いて、伝え合えるようになりましょう。なるべくユーモアの精神をもって、人生の選択について楽しんで語り合いましょう。
TAGAKI Advanced 2
Around the World
30の異なった視点でA-Zまで
193ヵ国を検索しながら一周しよう
このテキストでは、検索をして、世界の国々をアルファベット順に一周します。このテキストの究極の目的は、学習者が世界のすべての国々に平等に興味関心をもち、そこにある自然、歴史、文化やそこに住む人々をすべて尊敬・尊重しよう、というものです。世界の国々は素晴らしいことに溢れている、という希望的な見 方に基づいて、それぞれの国の良い点を探していきます。つまり、その国の人が「よく調べてくれましたね!」と喜んでくれるような内 容が良いと思います。このグローバル化した世界において、いつ、どこで、どこの国の人に会うか、関わり合いになるか分かりません。そのような時に、世界の人々とポジティブな関係を築き、お互いを尊敬し合える仲間となれるように、まずは世界を知る基本的な学習を進めていくのが良いと思います。
TAGAKI Advanced 3
SDGs:Problems & Solutions
持続可能な発展のための17の目標を知り、自分ごととして意見を書こう
このテキストでは国連が 2015年に発令したSDGs(Sustainable Development Goals= 持続可能な開発目標)の17の目標を取扱っています。この目標は、いわゆる先進国とか発展途上国の区別はなく、世界中のあらゆる国、政府機関、民間企業、一般国民等 のすべての団体、個人が参加して解決してゆくものです。この地球規模 の問題を論じるには、世界の共通語に一番近い英語で学ぶ のが良いと思います。当事者である我々が問題を知る→自分ごととして考える→それについて行動をしてみることが大切です。SDGsの一見難 しそうな内容を英語だけでも学習しやすいように、海外での問題を1つ知り、その解決例を1つ知り、それを参考に国内の問題を 1つ探り、その 解決法を1つ探るというスタイルに限定しました。世界にはあまり にも多くの問題が存在し、その解決法も様々ですが、その一部だけでも英語で探る出発点となることを願っています。
可能な発展学習
この3冊を利用して、次のような発展学習ができるでしょう。書くだけで終わらないのがTAGAKIシリーズの醍醐味です。
ディベート
AとBの対立構造となっているため、軽くて楽しい、ユーモアに溢れたディベートに発展できます。
ポスターセッション
検索した結果をビジュアルにまとめることができれば、ポスターセッションに発展できます。
プレゼンテーション
自分が調べた国内の問題と解決例をプレゼンし、その問題についての自分の行動計画について語ることができるでしょう。
最後に
ライティングの指導には、添削という問題がついてまわります。
TAGAKIのシリーズ 1 では、添削のいらない英作文指導が可能になっていますが、TAGAKIのシリーズ 2 では、見本文があるとはいえ、学習者が自分の英文を書く分量が増えるため、添削がある程度は必要となるでしょう。その解決法として、今回、AI 添削の方向性を探ってみました。現在のAI添削では、手書きの作文を直ちにタイプ入力し、文法、スペリングのチェックまでは容易にでき、構成についても指導ができるようになっているそうです。しかし、学習者が書いたものの独創性、ユーモアについては今のところ採点ができないということで、このシリーズ2にAIの添削機能をつけることは断念しました。ぜひ、その点だけはAI先生ではなく、人間先生が採点してくださるようにお願いいたします。その他のAI先生ができることは、学習者ができるようになっている筈、TAGAKIシリーズ1で獲得したスキルを生かすことができればそれは可能である。それが私の確信です。